NFTアートを盗まれた後に取るべき5つのアクション
NFTアートを盗まれた時には
5つのアクションを取ります。
NFTを盗まれた直後のアクション
- 怪しいサイトをRevokeする
- 接続済みのサイトを切断する
- 別のウォレットにNFTを移す
- 別のウォレットに暗号資産を移す
- 周囲に助けを求める
本記事の執筆者
ぎむたろう
NFTアートコレクター
NFTアート売買で総額100万円以上の収益
NFTアートの盗難事件は、
ものすごく多いです。
2020年4月~2022年8月で、
1200億円以上のNFT盗難被害が
発生しています。
>>2020-22年のNFT盗難被害総額 = 1200億円【調査レポート】
どんなにハッキング対策しても
NFTアートを盗まれる可能性は、
0にはなりません。
今回は、NFTアートを盗まれた後の
具体的なアクションを紹介します。
NFTアートを盗まれる前の対策は、
別記事で紹介しています。
>>NFTを盗まれる!?やっておくべきハッキング対策【事例付きで解説します】
目次
- 怪しいサイトをRevokeする
Revorkの手順① MetaMaskを開く
Revorkの手順② トークン承認画面を開く
Revorkの手順③ Revokeする
Revorkの手順④ Revokeできたか確認する - 接続済みのサイトを切断する
サイトの接続切断の手順① MetaMaskを開く
サイト接続切断の手順② 接続を切断する - 別のウォレットにNFTを移す
NFTを移す手順① OpenSeaを開く
NFTを移す手順② 移すウォレットを指定する - 別のウォレットに暗号資産を移す
資産を移す手順① MetaMaskを開く
暗号資産を移す手順② 送金の詳細を開く - NFTコミュニティに報告する
報告内容① 盗まれたNFTアートの特徴
報告内容② なぜ盗まれたか? - 最後に
怪しいサイトをRevokeする
ハッキングされた際、
一度に全ての暗号資産とNFTを
盗まれるとは限りません。
ただ、再びあなたのウォレットから、
資産を盗む可能性は高いです。
怪しいと思われる承認は、
全てRevoke(承認取り消し)
するようにしましょう。
今回は、一番簡単な
Etherscanを使った、
Revoke方法を紹介します。
Revorkの手順① MetaMaskを開く
まず初めに
MetaMask(メタマスク)
にログインします。
縦の点3つをクリック。
「アカウントをEtherscanで表示」
を選択します。
Revorkの手順② トークン承認画面を開く
Etherscanを開けたら、
Moreの中にある、
Token Approvalsをクリック。
「Connect to Web3」
をクリック。
「MetaMask」を選択。
「ベータ版の機能なので、
なにか問題があったとき
責任は一切とりません」
という内容が表示されます。
内容を理解できたら、
「OK」をクリック。
Revorkの手順③ Revokeする
Revokeしたい
承認を選択します。
ERC-20が暗号資産関連、
ERC-721がNFTです。
ERC-1155は
ブロックチェーンゲームの
キャラクターなどで使われます。
今回は、
NFT関連の承認を取り消すため、
ERC-721を選択。
Revokeしたい承認の
Revokeマークをクリック。
今回は、
「PartySheepClubLand」
をRevokeします。
「Revoke」ボタンをクリック。
ガス代(手数料)が表示されるので、
内容を確認して「確認」をクリック。
Revorkの手順④ Revokeできたか確認する
次に、Revokeができたかを
念のため確認します。
「View your transaction」
をクリックします。
ステータスが、
「Success」になったら、
リボーク完了です。
トークンの承認画面を
再読み込みすると、
Revokeした項目が消えています。
※反映されるまでに
少し時間がかかる時があります。
接続済みのサイトを切断する
Revokeは完了しましたが、
念の為、接続済みのサイトも
切断しておきましょう。
サイトの接続切断の手順① MetaMaskを開く
MetaMask(メタマスク)
にログインします。
縦の点3つをクリック。
「接続済みのサイト」
を選択します。
サイト接続切断の手順② 接続を切断する
今回は「play-nft.art」を
接続解除します。
接続解除をクリック。
接続済みのサイトの中から、
解除したサイトが
無くなっていれば解除完了です。
別のウォレットにNFTを移す
一度、ハッキングを受けたウォレットは、
もう使えません。
秘密鍵(シークレットリカバリーフレーズ)
も、ハッキングによって、
流出しているかもしれないからです。
今のウォレットを捨て、
新しいウォレットに
暗号資産とNFTを移しましょう。
移行するウォレットが無い場合は、
別のPC・スマホを使って、
新しいメタマスクを開設しましょう。
NFTを移す手順① OpenSeaを開く
まずOpenSeaを開きます。
NFTについている
点3つをクリック。
「Transfer」
を選択します。
別のウォレットに移すNFTを
全てクリック!
完了したら、
「Continue」を選択。
NFTを移す手順② 移すウォレットを指定する
新しいウォレットのアドレスを入力して、
「Transfer」をクリック!
ガス代を見て、
「確認」をクリックすれば、
Transfer完了です。
別のウォレットに暗号資産を移す
NFTを別のウォレットに移せたら、
次に暗号資産を移行します。
暗号資産を移す手順① MetaMaskを開く
まずMetaMask(メタマスク)
にログインします。
「送金」を選択します。
暗号資産を移す手順② 送金の詳細を開く
送金先に
ウォレットアドレスを選択します。
次に送金する金額を入力。
今のウォレットは
もう使用しないため、
全財産を送金します。
ガス代を見て、
「確認」をクリック。
ウォレットから、
暗号資産が無くなっていれば、
送金完了です。
NFTコミュニティに報告する
NFTが盗まれたら、
そのNFTのコミュニティに
報告しましょう。
場合によっては、
盗まれたNFTアートが
戻ってくる可能性もあります。
報告内容① 盗まれたNFTアートの特徴
自分が盗まれたNFTアートの特徴や、
シリアルナンバーを報告しましょう。
正確に覚えていない場合は、
購入時のメールなどを
掘り起こしてみてください。
良いNFTコミュニティなら、
運営の人が、対策を打ってくれます。
例えばCNPの場合、
イケハヤさんが盗品を回収してくれた!
という事例も!
ハッキングされたオロチがちっともDelist(凍結)されないので、間違えて買われてしまう前に回収しました……。
元オーナーがアカウントをロックしたのは2日前。OpenSea、ぜんぜん凍結してくれないんですね……。
明らかな盗品は、なるべく回収します。https://t.co/rZjsH3Hhsw pic.twitter.com/Bkapm1YtTN
— 🍺 ikehaya (@IHayato) June 27, 2022
報告内容② なぜ盗まれたか?
ハッキングの手口は、
どんなものだったのかを、
報告しましょう。
詳細に被疑報告をすることで、
ハッキングの被害者を減らせます。
ちなみにOpenSeaも、
定期的に盗難NFTの対策を
行っています。
OpenSeaの盗難NFTの取引凍結について
ポリシー変更を発表 @opensea・取引を凍結していたのは、米国の法律に準じたものと説明、しかし虚偽の報告などの問題も
・今後は、盗難された側は「警察から報告書」を提出する必要がある。7 日以内の提出がない場合、該当するNFTは再度取引できるようになる
— miin l NFT情報コレクター🔮 (@NftPinuts) August 11, 2022
最後に
今回は、NFTが盗まれた際に、
取るべきアクションを紹介しました。
取るべきアクションは
5つです。
NFTを盗まれた直後のアクション
- 怪しいサイトをRevokeする
- 接続済みのサイトを切断する
- 別のウォレットにNFTを移す
- 別のウォレットに暗号資産を移す
- 周囲に助けを求める
まだハッキングされていない人は、
怪しい手口に引っかからないために、
対策するのも大切です。
対策方法が分からない人は、
別記事も参考にしてみてください!
>>NFTを盗まれる!?やっておくべきハッキング対策【事例付きで解説します】