ぎむたろうブログ NFTの魅力を紐解く

【ALTS by adidas(アルトス バイ アディダス)】企業×NFTのモデルケースになります

NFTアート紹介

ALTS by adidasは、
アディダスが手がける
NFTプロジェクトです。

ALTS by adidasの特徴

  • メタバースで使えるNFT
  • ユーザーの選択次第で見た目やユーティリティが変化
  • フリッパーを排除できるNFT販売方法を導入
  • NFTのタイプは8種類(レアリティあり)
  • ロイヤルカスタマーはタイプを選択できる

ALTS by adidasについて
詳しく調べてみて驚きました。

ALTS by adidasには、
さまざまなNFTプロジェクトの
施策が取り入れられていたんです!

またALTS by adidasならではの、
画期的な取り組みもありました。

ALTS by adidasは、
必ずこれからNFTに挑戦する企業の
モデルケースになります。

この記事では
ALTS by adidasの仕組みや、
マーケティング手法について解説します。

目次

はじめに: Into the Metaverseとは?

アディダスは、2021年12月から
NFT・メタバースに本格参入!

アディダスが
初めて出したNFTコレクションが、
「Into The Metaverse」です。
>>OpenSea “adidas Originals Into the Metaverse”

Into The Metaverseは、
BAYC、gmoney、PUNKS Comicと
コラボもされています。

アディダスは、どの企業よりも早く
メタバースプロジェクトを立ち上げたことで
一躍話題を集めました。

ALTS by adidasとは?

2023年4月、アディダスは、
「ALTS by adidas」の
ストーリーを公開。

「ALTS by adidasは、
Into The Metaverseの最終段階」と
発表されています。

ALTS by adidasのストーリーは、
全3章で構成。

ALTS by adidasのNFTは、
すでにリリースされています。
>>OpenSea “ALTS by adidas”

ALTS by adidasの入手方法: Into The Metaverseをバーンする

ALTS by adidasのNFTは、
手持ちのInto The Metaverseを
バーンすることで入手できます。

※バーン:NFTを焼却すること。
保有しているNFTを運営に返却し、
新しいNFTと交換する時などに使う。

ALTS by adidasの魅力: 自分だけのNFTを作れる

ALTS by adidasは、
NFTホルダーの選択によって、
レアリティ・特徴が変化します。

ユーザーの選択によって、
獲得・収集できる特徴が変化するので、
最終的にあなただけのALTSを
作り上げることが可能です。

ALTSのストーリー(全3章)が
終了した段階で、
ALTSはNFTとして完成します。

この仕組みを可能にしているのが、
「ダイナミックNFT」という仕組みです。

ALTS by adidasが進化するシステム

ALTS by adidasは、
「ダイナミックNFT」です。

ダイナミックNFTとは、
ある条件に応じて見た目・特徴を
変化させることができるNFT。

日本のプロジェクトだと、
TMAsがダイナミックNFTの仕様が
導入されています。

この仕組みを導入することで、
企業からの一方的なNFT販売ではなく、
ユーザーが一緒にNFTを作り上げていく、
Web3的な体験ができます。

ALTS by adidasの特徴: メタバースで使えるようになる

ALTSの活用方法は、
PFP(プロフィール画像)だけではありません。

アディダスは、
The SandboxやDecentralandなど
多くのメタバースと連携しています。

そのためALTSは、多くのメタバースで
アバターやアイテムとして活用可能です。

ALT[ER] EGOとは?

ALTS by adidasは、
全3章で構成されており、
各章ごとの選択によって、
NFTのレアリティや特徴が
変化していきます。

ALTS by adidasの第一章は、
ALT[ER] EGOです。

第一章のストーリー

Indigoは、
「Rift Valley Motel」という
旅の途中のモーテルに立ち寄ります。
※Indigo:アディダスが保有するBAYCの名前

indigoは、そのモーテルで、
8つの部屋(特性)の前で
どこに入るかを1つ選びます。

どの部屋に入るかによって、
得られる特性は変化します。

補足:EGOとは?

EGOとは、
日本語で「自我」という意味です。

自我とは、
「他人と異なり独立した存在として、
自分自身を認識すること」を指します。

ALT[ER] EGOでの選択で、
あなたのEGOに近いものを
選んでみてください。

より、あなたに近い
ALTSを作り上げることができます。

ALT[ER] EGOの特徴① タイプは8種類(レアリティあり)

部屋(EGO)には、
全部で8つの選択肢があります。

以下の連投ツイートで、
詳しい特性や部屋の特徴を
確認できます。

どの部屋(EGO)を選ぶかによって、
ユーティリティも変化します。

特性ごとにレア度が異なる

それぞれ部屋(特性)には、
人数制限があります。

  • STRIKES 17.5%
  • SPRINTS 16.5%
  • HOOPS 16.5%
  • THRILLS 16%
  • AMPS 15%
  • SOLES 12.5%
  • DECOS 3%
  • DRIPS 3%

数が少ない特性ほど、
レアリティが高く、
高値がつく可能性が高いです。

ALT[ER] EGOの特徴② どのタイプにするか選択できる

部屋(EGO)を選択するには、
カギが必要です。

カギがなくても期限が過ぎれば、
ランダムに部屋(EGO)を
割り当てられます。

しかし希望する部屋(EGO)を
選択したいのであれば、
カギの購入が必要です。

ALT[ER] EGOのユーティリティ

現在、発表されている
ALTSの保有者特典には、
以下のようなものがあります。

・ALTSのエコシステムへの参加権
アディダスが提供するコンテンツに
参加できます。

・ALTSに関連する3Dデータの配布
自分が保有するALTSの3Dデータが
配布されます。

・商業用知的財産権の取得
自分が保有するアバターの
知的財産権を取得することができ、
マネタイズも可能です。

・バーチャルウェアラブルアイテムへのアクセス権
バーチャルウェアで自分のアバターを
カスタマイズできます。

限定コミュニティイベントへの招待
ホルダー限定の集まりや
Discordチャンネルに参加できます。

今後、ストーリーが進むことで、
新たなユーティリティも
発表されるようです。

【考察】ALTS by adidasが成功すると思う理由

アディダスのNFTプロジェクトが、
成功すると考える理由を3つ紹介します。

  • NFTマーケの成功事例を取り入れている
  • インタラクティブな進め方
  • BAYCをうまく巻き込んでいる

NFTマーケの成功事例を取り入れている

実は、ALTS by adidasは、
さまざまなNFTプロジェクトの
マーケ施策を取り入れているんです!

例えば、ユーザーにアクションさせ、
ALTSを完成系にしていくプロセスは、
「Digidaigaku」の取り組みに似ています。
>>Digidaigaku

またNFTのタイプを複数にして、
レアリティに段差をつける形は、
おそらくCloneXから取り入れています。

色んなNFTコレクションを見ていますが、
NFTマーケの成功事例を取り入れ、
マーケティングを行っているプロジェクトは
意外に少ないんです…!

アディダスは、
2021年からweb3に本格参入しています。

そのため今回のALTS by adidasは、
NFTマーケについて考え抜かれた、
満を持しての挑戦なのだと感じます。

インタラクティブな進め方

NFTプロジェクトでは、
ユーザーを巻き込みながら、
一緒にプロジェクトを作り上げる
インタラクティブ(双方向)な運営が
求められています。

しかし、多くのNFTに挑戦する企業が、
インタラクティブな運営の方法が分からず、
苦戦しているのが現状です。

一方、アディダスは、
NFTコミュニティを作り、
ユーザーと信頼関係を築きながら、
ALTS by adidasに挑戦しています。

従来のマーケティング手法ではなく、
Web3に合わせて施策を打てる企業は、
成功しそうだなと予想しています。

BAYCをうまく巻き込んでいる

自社が作ったものではないNFTを使い、
自社NFTプロジェクトをしている企業は、
ほとんどいないんじゃないでしょうか?

しかもALTS by adidasでは、
世界一のNFT「BAYC」を使って、
プロジェクトを進めています。

海外を見ても、
まだNFTを持っている人は、
そこまで多くありません。

そのためターゲットを
一般的なアディダスのファンではなく、
BAYCを使い、NFTコレクター向けに
宣伝活動を行っているところが、
画期的なポイントだと感じました。

  • 補足:Golden Ticket NFT
  • アディダスは、
    ALTS by adidas以外に、
    新しいNFTをリリースしています。

    それが「Golden Ticket NFT」です!

    このNFTを持っていると、
    1年間、抽選販売されるすべての抽選商品の
    購入権が保証されます!

    このNFTの入手には、ウォレット作成と、
    adidas CONFIRMED(アプリ)の登録が
    必要です。
    ※このNFTの販売は終了しました。

    今後も、NFTを使って
    商品販売を行う企業は、
    増えていきそうです。
    >>【フィジタル(PHYGITAL)の事例を紹介!】NFTを使ったフィジタルの可能性について解説します

    最後に

    この記事では
    ALTS by adidasの仕組みや、
    マーケティング手法について解説しました。

    成功しているNFTプロジェクトは、
    マーケティング施策やユーザー体験の設計が
    考え抜かれています。

    NFT投資をする際の目利きにも役立つので
    ぜひ色んなNFTプロジェクトの施策を
    チェックしてみてください。